神様の暇潰し★
フフ。流石に驚いた?

...''彼女''──白銀は、人間なのか。

これが、物語の鍵、あるいは物語の核、かな。


彼らは、白銀と上手くやっていたよ。

普通に話していたし、
寧ろ、絡みすぎ、だったかな。

白銀も、それを適当に扱ったりしなかった。
聞き上手というか、
訊き上手、だったと思うよ。

───そうやって、1ヶ月が過ぎた。

そんな中で、彼らは気付いた。


『白銀 零は、感情が欠落している。』


こうとも、思ったんじゃないかな?


『彼女は人間なのか』


ってね?

クスクス。あーごめんごめん。

いやぁ、彼らは愚かだったよ。

...だって彼らは、白銀のことを


「「「化け物、ではないのか?」」」


そう、思っていた。
言葉には、しなかったけど。
思ってしまったんだ。

この時は、まだ白銀は知らなかった。

...まだ、ね。

彼らは、子供だった。
思春期の、何かと難しいお年頃の。

また、白銀も子供だった。
まだまだ、自己防衛の方法を知らない子供。

誰が悪いと言う訳じゃない。

誰も悪くない、訳じゃないけど。

結果的に、傷ついてしまったのは

...白銀、だった。


これはあくまで最初の最初。

物語を進めるための補助的なモノ。

...続きを語ろうか。


< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop