最強の元姫さま!
洋一郎side
はぁ。
帰宅して早々ため息が漏れる。
叔父さん。叔母さん。
若菜に辛い思いさせてごめんな。
あいつらなら大丈夫だって思ってたんだ。
俺が元いた族だから。月華だから大丈夫。あいつらならきっと若菜の過去の傷を癒せる。
そう思ってた。
けど、ダメだった。やっぱり関わっちゃいけなかったんだ。
涙は…もう見たくなかったのに。
若菜にはずっと笑ってて欲しかったのに。
ごめんな。