最強の元姫さま!
ブーッブーッ
凛か。
「なんだよ?」
『お前が思い詰めてるような顔してたから電話してやったんだよ。』
さすが幼馴染みだな。
『お前、あんま自分のこと責めんなよ?若菜に起こった事は全くの予想外だったんだから。』
そんなのわかってる。
「けど…」
『お前が色々後悔したって仕方ねーだろ。それに…若菜はもう前に進んでる。』
っ
『お前に若菜と月華の情報が入らなかったんだろ?ってことは周りがみんな若菜の味方で、若菜の言うことを聞き入れてくれた。ならもう心配はいらない。だって若菜は独りじゃないんだから。』
「そう…だな。」
『クヨクヨ考えるなんてお前らしくねーよ。それに、お前がいつまでもそんなだと若菜が自分を責めちまう。だからいつも通り、お前はお前らしく前向いてこれからどーするか考えろ。』
ふっ
「おう。サンキューな。」
『じゃあな。』
俺らしく…か。