最強の元姫さま!

「若菜ってほんと、みんなから好かれてるよな。」

「え?そうかな?えへへ。」

「毎回、お前の教室行くと思い知らされるよ。」

「若菜が本当はどれだけすごい奴なのかを。」

「私は別に…すごくないよ?」

「そーやって無意識で好かれてるっていうのがすごいんだよ。」



イマイチよくわからない。

「ま。それでこそ若菜だよね。」

ワシャワシャと、頭を撫でられる。

「もう、意味わからん!」

「「あはは!」」

そうこう話してるうちに公園についた。

「あ!あれだ!」

新しくできたというアイス屋さんはどうやらアイスの移動販売車だったみたい!

「「ふぉぉお!」」

変な声が4人で揃った。

だって、だって、美味しそうなのばっかりなんだもん!

王道のものから季節限定のものまで!

ぜーんぶ美味しそう!

「夢のような場所!」

「天国だ!」

「パラダイス!」

「生きててよかった!」

ほんとこの季節にはもってこいだよね!

「じゃあ、私はメロン!」

「俺、パイナップル!」

「俺は、ピーチ!」

「じゃあ俺はキウイ!」

みんな、季節限定のさっぱり系をチョイスした!

そして、日陰になってるとこのベンチに座り食べ始めた。

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