最強の元姫さま!
「なんで…」
「若菜。俺たちだって六花の生徒だったんだから自分を守るチカラくらいはある。」
「だから俺たちは大丈夫。けどね、若菜はダメなんだ。」
「若菜が強いのはわかってる。けど、ここらへんで喧嘩してたら月華にバレちまう。」
「月華には、バレたくないんだろ?」
っ
「けど…」
!
「誰か来る!」
「「え?」」
「やばいっ!はさみうちだ!3人とも気を引き締めて!」
「「お、おぅ!」」
カランッ
カランッ
金属バットや鉄パイプを引きずるような音がどんどん近づいてくる。
「若菜。手を出すなよ。」
「ちょっ…何言って!」
「俺らがぜってー守ってやっから。」
「でもっ!」
「大丈夫だから、俺らを信じて。若菜。」
っ!
「「信じろ!」」
「っ…うん!」