最強の元姫さま!
あぁ、やっと会えたね。
本当の美和ちゃんに。
でも
「ねぇ、美和ちゃん。あなたは一体何のために月華に入って私を追い出したの?」
さっきからずっと不思議だった。
だって、私を嫌いじゃないのに追い出したって…どういうこと?
なんだか胸がザワつくの。
だから教えて?
「それはっ…言えない。」
「どうして…」
「とにかく…言えないのっ…でもきっとすぐにわかる時が来る。私達は負けないから。」
じゃあねと言って走って行ってしまった美和ちゃん。
一体どういうことなの?
なんでこんなにも、胸がザワつくの?
嫌な予感がするよ。
「あ、若菜。おはようー!」
っ!
「おはよう!」
「ねぇ若菜も見た?校門の所にいた6人のイケメン!」
へ?
「6人のイケメン?」
「そう!他校の生徒っぽいんだけどすっごいイケメンだったの!でね、そのうち5人が耳にお揃いのピアスつけてて…」
ドクンッ