最強の元姫さま!
守るために
もう、こんなタイミングで一体誰から!
え?よーちゃん?
ドクンッ
ドクンッ
なんでだろう、内容を読んでないのに心臓が嫌な音を立てる。
ドクンッ
っ!
なんで、このタイミングでっ…!
「「若菜?」」
「ごめん。私、行かなきゃ。」
「「え?」」
「ごめん。」
「…もしかして月華が関係してるの?」
鋭いなぁ。銀くんは。
「うん。」
「行くなよ!だってあいつらは若菜を苦しめたんだよ?」
悲しそうな顔をする大地くん。
「それでも私は行かなきゃいけない。」
「なんでそこまでするのさ。どうせ報われないのに。」
そうだね光圀くん。
それでも私は行かなきゃいけない。
一度は仲間として扱ってくれた彼らにとても感謝しているから。