最強の元姫さま!

そうだよな。

きっと…若菜は…。

「行こう。若菜のもとへ。」

「でも、場所がわからな「場所なら俺が知ってる。」



「「洋一郎さん!」」

「話は全部聞いてた。お前らが元六花の奴らだな。若菜を傷付けた。」

ゾクッ

あの時と一緒だ。

怒りのこもった殺気。

「ふっ…ここで手ぇ出したら、どーせ若菜が怒るんだろうなぁ。チクショー。」

「洋一郎さんっ…俺ら…本当にっ…ごめんなさい!」

「「ごめんなさい!」」

「そんなに悪ぃと思ってんなら、行ってこい。場所は教えてやる。あと六花、お前らもだ。」

「「え…俺ら…行ってもいいんすか?」」

「あぁ。月華の敵の総長は…共田 宏伸(トモダ ヒロノブ)。2年前お前らと若菜を引き離したやつだ。」


「「なっ!?あいつが!?」」

「もしかしたら、これは最初から全部仕組まれてたのかもしれない。2年前のあの日から。」

「なら、早く行かないと。あいつはもう何か手を打ってるかも!」

「お前ら、若菜を頼んだぞ。」

悔しそうに笑いながら洋一郎さんは言った。

「「はい!」」

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