最強の元姫さま!

花束を持って向かう先は、お父さんとお母さんのお墓。

「今日はね、報告しにきたの。」

やっと、やっと全部終わったよ。

六花とも月華とも、もう一度やり直すことができた。

美和ちゃんとも友達になれた。

仲間がたくさんできたよ。

「私、こんなに幸せでいいのかな?」

「いいに決まってんだろ。今まで頑張ってきたんだから。」

お父さん。お母さん。

これからも頑張るから見守っててね。

「それじゃあ、ミシェルでご飯食べて帰ろうか!よーちゃん!」

「おう!」

“お疲れさま。若菜。”

っ!

うん。ありがとう2人とも。

ミシェルへ向かってる最中、なんだかよーちゃんがニヤニヤしていた。

どうしたんだろ?

カランカラン

「凛ちゃん、オムライス…っ!」

「久しぶりだな、若菜。」

「…うんっ!うんっ!久しぶりだね!おじいちゃん!」

「おいで。」

ぎゅっ

「まったく、なんだか色々あったそうじゃないか。いつでも頼ってくれて構わないのに。困った孫だなぁ。」

「うへへっ…ごめんなさい。でも、もう大丈夫なの。凛ちゃんやよーちゃんがいっぱい助けてくれたから。」

「そうか。それは、よかったな。」

「うん!」

「久々だからな。色々、話してくれるか?」

「もちろん!」

それから、凛ちゃんとよーちゃんとおじいちゃんと私で色んな話をした。

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