最強の元姫さま!

月華・綾人side

学校に着くと、校門のところに若菜が立っていた。

俯きながら。

女の先輩達と来たみたいで、先輩達は俺たちのことを睨んでいた。

若菜と目が合って…若菜はパッと逸らしたけど俺は逸らせなかった。

そして、学校の方をみると

みんなが、若菜を優しい顔で見ていた。

昨日の先輩達もいて

若菜は涙ながらに、ありがとうと言っていた。

心から嬉しそうに。

なんでだろうな。

若菜は俺たちを裏切ったのに。

昨日のことが、学校中に広まってるはずなのに。

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