最強の元姫さま!
「てか、なんでそんなタイミングよく写真があるんだって話だけどな。」
そういえばそうだ。
「私とイトコの写真。すごくはっきり撮れてた。それに、私っぽいのが美和ちゃんの靴に画びょう入れてる写真だって撮られてるの絶対気づくでしょってぐらいの近さだし。」
「てかそんな事してたら絶対誰かに見られるだろ。」
「朝早く来てとかなら出来るかもだけど、そんな朝早くに美和の靴があるわけないし、まず若菜が早く起きれるわけがない。」
「「それな」」
「ねぇ。ちょっと。それなじゃないし!私、早く起きれるよ!多分。おそらく…きっと…。」
でも
考えれば考えるほど
おかしいところは出てくる。
「なんで、総長達は気づいてくれないんだろうな。」
「総長達が一番、若菜のこと想ってたはずなんだけどな。」