君だからショートケーキ【バレンタイン短編】


約束の時間が近づくにつれ、私はそわそわし始めた。



まだかな。髪型崩れてないかな。おかしなところはないかな。ショートケーキは綺麗にできたけど斜めになってたりしないかな。



待っているだけなのにいろんなことが心配になってくる。



「よっ。」



そいつはそう言って笑顔で近づいてきた。
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