運命の恋、なんて。
「ぶハッ!さっきから思ってたけど、なにそのイケメンて。俺、そんなイイ顔してる?」



無自覚ですか!?



いや、そんなはずないし。



どう見てもイケメンレベルは、最高クラス。



周りもそう扱うだろうし、まさか本人が気づかないわけは…。



あ、社交辞令ってやつですか。



だよね。



俺ってイケメンだろ、なんて誰が言うんだろう。



謙遜ね、なるほど。



「よく、言われません!?」



「そんなストレートに言われることないな。ま、タイプの問題じゃね?俺のこと、いいって思ってくれてるんだ」



ドキーッ!



まさか、そっちに取られちゃう!?



「あ、あの。いいって言うか…え、と」



確かに、超絶イケメン。



イケメン過ぎて、タイプかどうかも判断できないほど。



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