運命の恋、なんて。
「教室に7時10分集合だよね。急ご~」




女の子が八雲くんに話しかけてる。




あの子も、学祭の準備をするグループにいるんだ。




勝手に、男の子ばかりだと思ってた。




そっか、共学だもんね…。




なんとなく寂しい気持ちになる。




なんと八雲くん、そのまま改札へ向かおうとしてる。




あれっ、あたしと待ち合わせしたの忘れてる!?




お弁当渡さなきゃ!




あたしが待っていた場所は、改札より遠い場所で。




いるのに気づいてないし、声…かけなきゃ!




「八雲くんっ」




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