運命の恋、なんて。
そして。



「あんた最低~!!そーいうの頼む?」




え。




「女子の朝は大変なんだから!忙しいしそんなの作ってる場合じゃない!!」




うわ。




すごい剣幕で八雲くんにくってかかる。




てっきり、付き合ってることを否定されるのかと思ったらそうじゃなかった。




「へへ~、彼女に弁当作ってもらうのに憧れてたし」




「だからって!ねぇ、大変だったよね」




「大変…なような、そうじゃないような。自分のもつくるし、ついでだから」




ホントは大変だった…。




けど八雲くんの前でそれを言うのはちょっと、だよね。




< 289 / 827 >

この作品をシェア

pagetop