運命の恋、なんて。
「嫌ったりしないから、話して?ノンちゃん!!」




慌てて肩を揺すり、声をかける。




「ホントに…?」




あたしの表情をうかがうようにゆっくりと頭を上げると、少しホッとした表情を見せた。




「うん」




「だよね…胡桃は、いつもあたしの味方だよね」




「そうだよ」




「あのね…実は。黒田先輩に昨日告白されて…」




「…ええっ!?」




驚いた!!




あんなに引きぎみだった黒田先輩から、まさかの告白!?




これは、おめでとうと言うべきか、そうでないのか。




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