運命の恋、なんて。

「付き合ってって言われたの？」




「うん…」





「ノンちゃん、どうするの？もう碓井くんと付き合ってるよね。好きって言ってたし…」




「そうなんだけど。やっぱり黒田先輩の方が好きかも…」




「えええっ。ノンちゃん大丈夫なの！？」




こんな反応、しちゃいけないかもだけど。




思わず言ってしまった。




「だよね～、やっぱり軽蔑されたあ」




「そっ、そうじゃないよ。うん…気持ちの整理しよ？碓井くんとは、別れる…んだよね？」




「それが…碓井くんと今週デートするから、それが終わってから決めようかと…」




「え？どうして？」




またまた、理解できない心理が言葉に現れてしまった。