運命の恋、なんて。
「碓井くんに電話するね。ちょっと待ってて?」




八雲くんが来るなら、行っても大丈夫だよね。




「もうすぐ行くよ~。うん、今から会えるね。楽しみ~」




ノンちゃんの顔は、満面の笑みだ。




会話だけ聞いてたら、普通のカップルの会話だけど他に本命がいるっていうから驚く。




「でね、今日のメンバーに八雲くんはいるの?あ、そうなんだ~」




どうなのかな、その感じだといない?




「うん、胡桃が渋ってて。え、そう?うん、わかった。伝えとくね!」




嬉しそうに電話をきったあと、ノンちゃんがあたしに向かってとんでもないことを言い放った。









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