運命の恋、なんて。
だとしたら、あたしノンちゃんのために頑張ったよね!



黒田先輩と、ノンちゃんはなんだかいい感じ。



この勢いで、告白しちゃえー!



ドキドキしながらふたりを見ていると、八雲くんに頬をツンツン突っつかれた。



もちろん、握ってない方の手で。



「おーい、俺こっち」



「え、あ、そーですよね。ごめんなさい」



「俺にキョーミないのか!」



苦笑いしてる。



「決してそんなことは!」



でも今は、八雲くんと手を繋いでることすら忘れてしまう出来事があったから。



ノンちゃんの恋が…うまくいきますように。



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