運命の恋、なんて。
それってノンちゃんのこと?



それとも…。



ああ、ダメ。



八雲くんといると、ホント心臓もたないよ。



あたしの手を引き、ずんずんと先へ進む。



「わぁっ、くらげ~」



目の前の水槽に、色んなくらげが水中に浮遊している。




「胡桃ちゃん、くらげ好き?」



「うん。気持ちよさそう、触ってみたい」



「俺、触ったことある。マジ気持ちーよ」



「へ~」



「でも、刺された。案外凶暴だよな」



刺されたんだ!?



痛そう…。



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