運命の恋、なんて。
最後に、川沿いにきた。



ここでたき火をして、みんなで今後の抱負を言い合った…って。



なんだか、青春だね。



「たき火って、危なくない?」



現実的かな、あたし。



「すぐ消した。真似ごとだけ…」



「そうなんだ…」



「胡桃ちゃんの、目標は?」



あたしの…目標か。



なにかな…。



「八雲くんはなんて言ったの?」




気になるよね。




「俺は、今年もめっぱい遊ぶ」



「それが目標なの?」



「そ。いつもなにごとにも全力で楽しむ」



「そっか、あたしは…」



色んなことを、乗り越えたいな。



お母さんのこと、進路のこと、そして八雲くんとの価値観の違いを埋められるように。



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