運命の恋、なんて。
忘れてしまえたら、どんなにいいか。




だけどそれさえも、あたしの一部。




辛くて悔しかったときがあるからこそ、色んなことを乗り越えられた。




あんなに辛い恋は…もう、したくない。




「はあっ…やっぱやってらんない。もう1回飲みなおさなきゃー」




最寄り駅で降り、ひとりごちる。




深夜0時を過ぎた今、徒歩で帰る人はほぼいない。




今日は自転車じゃないし、タクシーつかまえるか~…。




タクシー乗り場に着くと、物凄い行列だった。




どうしてこう、金曜の夜って混むんだろう。




家に帰るのは、何時だろうね。




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