運命の恋、なんて。
そっか…。




まだ、引きずってる証拠なのか…。




忘れるために、他のことに目を向けた。




自分の生きる道を見つけて、毎日充実感と共に過ごしている。




そう思っていたけど…恋愛できないこと自体、全然吹っ切れてない証拠なのか。




言われて気づいた。




「そうかも…思いださないようにしてる時点で、そうだね…。あのころのこと、思いだすと泣きたくなる…」




八雲くんに未練があるわけじゃない。




もう、あんな辛い恋はしたくない。




もしまた恋人同士になれるとしても、性格ってそう変わらない。




人はまた同じことを繰り返す…。




「マジかよ…」




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