運命の恋、なんて。
「え、なに。だめ?」




「だめって言うかー…仕事以外で、男の人に連絡先教えることが久しぶりで…」




「…モテねーんだな」




「そうじゃないよ。近くなるのが…怖いっていうか。基本的に、男と女の友情ってないって思うタイプだし…わあっ、こんなこと言うと、面倒くさい女だよね。なに構えてんだって感じ」




「いいんじゃね?それは俺も同感。だから教えて」




え、なにがだからなの?




昔からそうだけど、ヤスくんってちょっと強引なところあるよね。




話、通じないっていうか。




「えー…と」




「こじらせ女子か!」




「なっ…」




< 786 / 827 >

この作品をシェア

pagetop