運命の恋、なんて。
意味不明だよ、意味不明…。



どうしてあたしにこんなに構うのか。



タクシー代ぐらいで、ここまでする?



少し考えられるのは…。



一瞬よぎって、すぐに頭の中から消した。



まさか、まさかね…。



そんなこと、ありえない。



また、あたしをからかって試してるだけかもしれない。



真に受けんなよ!って、バカにされるに決まってる。



明日、また会う…お金を受け取って、それで終わり。



うん、そうだよ。



この再会に、意味なんてない。



そう…思いたい。



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