CURRENT



「じゃー、いいか」


「え?何が?…………きゃっ!ちょっとっ……」



答えが帰ってくる前に、彼の手が私の胸に触れた。

未だ裸のため、直に触れている。

それに、ただ触れているだけじゃない。

やんわりと揉まれている。



「ちょっ、ちょっと……っ」



なんとか放そうともがいているうちに、なぜか唇を捉えられた。

すぐに深くなっていく。

それと同時に、手も動きを止めない。

何がなんだか分からなくなって、頭は真っ白。

息だってあがっている。



「体、大丈夫そうだし、イイ?」



聞いときながら、答えなんて求めていないのだろう。

だって、手は止まっていない。



「俺もう、我慢しないから。梨沙も覚悟しといてね」




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