スキorキライ
計画
~健二side~
「で、お前は美咲ちゃんと初めて手を繋いだわけ。いや~青春だねぇ」
「おい、そんな言い方すんなよ!」
僕は今、友人の友一に美咲ちゃんについての相談をしている。
おそらく、友人の中でもこんな話ができるほど信頼できるのはこいつだけだろう。
「そんなに進展したんなら、告白しろよ!告白!」
「早すぎるって!」
僕が反論すると友一は真面目な顔をした。
「だってお前、考えてみろ。お前は好きな女子と手を繋ぎ、一緒に帰るほど進展した。これからすることと言ったら、もう告白しかねえだろ」
「…」
無理やりな意見に見えるけど、確かに友一のいうことは一理あるかもしれない。
そろそろ、告白して気持ちをはっきりさせてもいいのかもしれない。
「…告白するよ」
「っ。が、頑張れよ!」
一瞬友一が動揺したように見えたが気のせいだろう。
「よ、よし!そうと決めたら計画立てるぞ!」
友一が立てた『計画』というのは、大まかにいうとこんなものだ。
《明日の放課後、友一が美咲ちゃんを教室に引き留めておく→僕が美咲ちゃんを体育館裏に呼び出す→告白する》
体育館裏に呼び出し、告白するという至ってシンプルなものだが、僕はいまだかつてないほど、緊張してしまっていた。
「今からそんな緊張すんなって!」
友一が声をかけてくれた。
友一はさっきからどうも様子がおかしい。
目に見えて動揺したり、急に泣き出しそうな表情を見せたり。
原因はわからないが、親しい友人なので心配である。
「おい、お前大丈夫か。さっきからなんかおかしいぞ」
「え…だ、大丈夫だって!心配すんなよ…」
「え?お、おい!」
急に友一が僕の服に顔を押し付けた。
急展開過ぎて、僕にもさっぱりわからない。
しばらくこの状態で時間が過ぎていく。
「ごめん。ちょっと取り乱した」
落ち着いたらしい友一が僕に謝る。
涙の跡がついているように見えるが、きっと気のせいだろう。
「気にすんな。じゃ、明日の計画のサポート、よろしく頼むぞ!」
「おう!任せろ!」
「で、お前は美咲ちゃんと初めて手を繋いだわけ。いや~青春だねぇ」
「おい、そんな言い方すんなよ!」
僕は今、友人の友一に美咲ちゃんについての相談をしている。
おそらく、友人の中でもこんな話ができるほど信頼できるのはこいつだけだろう。
「そんなに進展したんなら、告白しろよ!告白!」
「早すぎるって!」
僕が反論すると友一は真面目な顔をした。
「だってお前、考えてみろ。お前は好きな女子と手を繋ぎ、一緒に帰るほど進展した。これからすることと言ったら、もう告白しかねえだろ」
「…」
無理やりな意見に見えるけど、確かに友一のいうことは一理あるかもしれない。
そろそろ、告白して気持ちをはっきりさせてもいいのかもしれない。
「…告白するよ」
「っ。が、頑張れよ!」
一瞬友一が動揺したように見えたが気のせいだろう。
「よ、よし!そうと決めたら計画立てるぞ!」
友一が立てた『計画』というのは、大まかにいうとこんなものだ。
《明日の放課後、友一が美咲ちゃんを教室に引き留めておく→僕が美咲ちゃんを体育館裏に呼び出す→告白する》
体育館裏に呼び出し、告白するという至ってシンプルなものだが、僕はいまだかつてないほど、緊張してしまっていた。
「今からそんな緊張すんなって!」
友一が声をかけてくれた。
友一はさっきからどうも様子がおかしい。
目に見えて動揺したり、急に泣き出しそうな表情を見せたり。
原因はわからないが、親しい友人なので心配である。
「おい、お前大丈夫か。さっきからなんかおかしいぞ」
「え…だ、大丈夫だって!心配すんなよ…」
「え?お、おい!」
急に友一が僕の服に顔を押し付けた。
急展開過ぎて、僕にもさっぱりわからない。
しばらくこの状態で時間が過ぎていく。
「ごめん。ちょっと取り乱した」
落ち着いたらしい友一が僕に謝る。
涙の跡がついているように見えるが、きっと気のせいだろう。
「気にすんな。じゃ、明日の計画のサポート、よろしく頼むぞ!」
「おう!任せろ!」