Three LOVE
気づかない2人




只今、夕方5時頃



学生にとって青春の時間である。




「はい、たっくんあーん」



「あーん、美味しいよミサキっ」



「よかったぁっ」



あんたが作ったんじゃないでしょっ!
このバカップルがっ



と心でつっこんでる24歳


ワックにて正社員をしております。



このワック、やたらとリア充集まります。




えぇ、非リアの私にはつらいやつ





「きょーこさん。」




ここのアルバイト3年目、22歳大学生



爽やかイケメンである。




「ん?きょーすけくんどしたの?」



「笑って下さいね、ひきつってます!」





あ、いかんいかん。どーもあの手のカップルを



みるとどうしても引きつる!



不意に手が伸びてきた



「これでどーです?」





きょーすけくんが頬を引っ張る。


いや、痛い。痛いわきょーすけくん!




「いーたーいっ!」



「やっと笑った、引きつってたら
 
 可愛い顔も台無しですよ?」



「…こっぱずかしい。仕事戻って。」



ツンデレかよ。

なんて突っ込みが外部からはいりまーす。




実はこれ、レジ前で起こってる出来事。




頼めない人、続出。





「リア充爆ぜろ。」




2人が気づくのはいつになるのやら…。




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