幼なじみという特等席
「そんな愛おしそうに見つめちゃって〜」




そうやって杏里をからかう。



頬がだんだん赤くなっていく杏里。




恥ずかしがってんの、丸わかり。




そんな杏里を見て、かわいいと思ってしまう。



「なに?文句でもあるの?ってか関係なくない⁉︎」



俺を睨みながら言ってくる。



全然怖くないんだけど。



「え、つーかさ、何も聞いてねーの?」



「なにをよ?」



「さぁ〜?なんのことでしょうね〜?」



でも、今日相談するって言ってたし。




「今日ぐらいに分かるんじゃね?」



俺がそう言うと杏里は顔色を変えた。




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