幼なじみという特等席
でも、ホントに告白?



ねぇ、悠。あたしを独りにしないよね?


あたしは悠を独りにしないよ。



なにがあっても……。



「おまたせ。ココアでよかったよな?」




「うん。ありがとぉ」



悠が淹れてくれたココアに手を伸ばした。



「いきなりだけど、相談、いいか?」



きっ、きたーーーっ!




ついに!ついに!ついにっ!!




バクバクと鼓動が速くなる。




「な、に?」



ココアへ伸ばしかけていた手を膝の上に戻す。



「あのさぁ………」




悠の真剣な目。



悠が好きだよ。大好きなんだよ?





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