キミのバスケを守りたい
「は?そんな前から知ってたのか!
だったらどうして部員に言えなくても、俺には言えなかったんだ!
ちゃんと話をしてくれれば、
望月を膝の負担を考えて別メニューに変えることだってできたんだからな!」
嘘……。
その言葉を聞いて頭が真っ白になった。
「それって……
別メニューをこなしていても、今日みたいに望月くんはレギュラーで出れましたか?」
「当たり前だ!
別メニューをこなしたって部活をしていることには変わらないだろ。
俺は勝つためのチームをつくるって言っただろ。
アイツにメニューを軽くしたって、チームの戦力になると思えば今日みたいに出してた」
そんな……そんな……。
わたしが相馬先生に相談してたらこんな風に変わってたなんて。
望月くんに言うなって言われても、この結果がどこかで来るかもしれないって分かっていたのなら、先生に相談をすればよかった。