キミのバスケを守りたい
―シュッ
―ピーーッ!
「ナイッシュー!」
「望月ナイッシュー!」
といろんな声が聞こえてくる。
望月くんの放ったシュートはゴールのリングに入りネットを通ると
ダンっと音を立てて床に落ちた。
最後のシュートを決めた望月くんの元にメンバーたちは集まっていて、頭を撫でたり、「よくやったな」と声を掛けていた。
ベンチのみんなもコートに勢いよく走っていく。
「63-62、青葉高校!」
「「ありがとうございました!」」
お互い整列をして握手を交わすと、スタメンとベンチのみんなは望月くんのところに集まって相馬先生はそれを笑顔で見つめていた。