キミのバスケを守りたい
……勝ったんだ。
総合成績5勝2敗。わたしたち3位だよ。
みんなの喜ぶ姿を見ると、わたしも実感できてうれしくてうれしくてたまらなくて
「…………っ」
気付いたら涙が頬を流れていた。
第3クォーターに何てことを言いだすんだと思ってた望月くんが
第4クォーターに出て勝利を導いてくれた。
望月くんはわたしが望月くんとの約束を守った以上のお返しをしてくれた。
「早瀬!」
と満面の笑みで呼んでくれた望月くんがキラキラしててとってもかっこよくて
わたしの名前を呼んでくれた大好きな彼の元へ
まっすぐ走って行ったんだ。