キミのバスケを守りたい
だけど……俺は引退も間近になっていた最後の最後で
……最低なキャプテンになってしまった。
きっと、部員たちは俺が一生かけて謝り続けたって許してくれないだろう。
彼らの将来ごと、俺のせいで全部変えてしまったのだから。
中学三年生の初夏……
一生懸命頑張ったって、陰でどんなに努力したって
辛くて仲間と一緒に乗り越えようと頑張って来た時間だって
その先にゴールが必ずある訳ではないことを
俺は、初めて知った。