キミのバスケを守りたい



最後はにこっと笑顔を向けてくれた晴葉高校の先生。



「ありがとうございました!」



「「ありがとうございました!」」



わたしたちはまた礼をして晴葉高校の先生のところを後にした。



「片付け~!終わったら今日の反省会するから速くしろ!」



「「はい!」」



みんなは返事をすると、それぞればらけてボールを片付けたり、ゴールを収納したり、窓を締めたり動き始めた。



そんな中、わたしは体育館をモップ掛けしようと掃除用具の置いている場所に向かうと



すでにモップを持った望月くんがいて、わたしが来たことに気付いた望月くんは自分の持っていたモップを渡してくれた。



「あ、ありがとう」



「別に、さっさとやろうぜ」



望月くんはもう1つモップを掴むと先に歩いて行った。


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