キミのバスケを守りたい
「確かにな」、「でも練習前にやるの正直きっついよな。朝練はランニングの後シュート練だけだからいいけど」とみんな色々話している。
ざわざわした雰囲気の中、一際大きな声で口にしたのは相馬先生だった。
「1日やるのは簡単なんだよ。ただ、それを毎日続けるのは大変なこと。
でもな、お前らはちゃんと俺の組んだ練習メニューについてくるだろ。
それは入部してやってきて慣れたからだ。
要は習慣にしてしまえば、こっちのもんだよ。
だから辛い!、大変だ!って言う前に習慣にしてしまえばいいんだよ!
まぁ、言うのは簡単だけど、でもそれを自分たちのものにできた時にはすごい達成感があると思うぞ」
「「はい!」」
わたしはまたみんなが新しいメニューに挑戦した時に、この壁にぶち当たったら、今度は自分が言って思い出してもらえるように
またノートにメモをしたんだ。
そして、シュート率の話題も出て、タイマーで時間をきっちり計ってその時間だけ試合中だと想定してもっと集中してやろうという結論に至った。