キミのバスケを守りたい



「そっか!きみには絶対何かスポーツをやった方がいいって思ってたから



俺も男バスに入部したって言ってもらえてすごく嬉しいよ。



こうやって一歩を男バスのマネージャーのおかげで踏み出せたんだったら



一心になってバスケを頑張ってった方がいい!



やっぱり、スポーツに熱中できるってすごく楽しいし、



辛くても結果を出せれば、また次の目標を立てて頑張ろうって思えるから!



たださ……」



杉山先輩は少し目線を下げた。



俺はどうしたんだろうと思いながらも話を待つ。



風がサーっと吹いて、木に生えている葉っぱもザワザワと動いて音を聞いて



太陽の光が葉っぱの間を通り、風が通り過ぎた時杉山先輩はまた話し出した。



< 94 / 244 >

この作品をシェア

pagetop