雪の温もり
雪の温もり
スクールバスの予約を忘れて 病み上がりの父の車に乗せてもらう

家のドアをほんの少し開けたときに感じた 温もりが気になった

「ごめん、ちょっと待ってて」といった父の声を背に ドアを開けて外に出た



ドアを開けた瞬間 目の前が真っ白になった

昨日から積もってた雪が光を反射し 眩しくて目が開けられなかった

でも 暖かさを感じて

晴れた景色が見たくて

手で光を防ぎながら目を開けた
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