空に想う
―すっ―
「愛郁?」
おでこへの温もりと私を呼ぶ声に はっ 昔のことを考えていた頭を今に戻しまだおでこに手をあてている郁兄を見た。
郁兄は今年で32歳で内科の先生もしているが20代前半にしか見えないくらい若くて私は昔から 『郁兄』と呼んでいる。
「愛郁どなしたん?熱はないねんけどな…まだ夢のこと考えとんか?」
「んーん、違うよ!ちょっとぼーっとしてただけだよ」
「ほんならええねんけどな!
ご飯減ってへんぞ~せや、郁兄があーんしたろ!ほらあーん」
そう言って私の口にヨーグルトの乗ったスプーンを持ってきた。
「愛郁?」
おでこへの温もりと私を呼ぶ声に はっ 昔のことを考えていた頭を今に戻しまだおでこに手をあてている郁兄を見た。
郁兄は今年で32歳で内科の先生もしているが20代前半にしか見えないくらい若くて私は昔から 『郁兄』と呼んでいる。
「愛郁どなしたん?熱はないねんけどな…まだ夢のこと考えとんか?」
「んーん、違うよ!ちょっとぼーっとしてただけだよ」
「ほんならええねんけどな!
ご飯減ってへんぞ~せや、郁兄があーんしたろ!ほらあーん」
そう言って私の口にヨーグルトの乗ったスプーンを持ってきた。