サクラひらひら
お泊まり
週末、ミクが私の家に泊まりに来た。ってゆってもお隣さんなんだけどね。
「『いっただっきまーす!!』」
今日の晩御飯はすき焼き。お母さんと私とミクで作ったんだ♪
「美味しいね!」
『ほんとー!』
笑い会いながらたわいない話しをたくさんのした。
お風呂から出て布団の準備を初めていた。その時、ミクが言った。
『ねぇ、ゆうか。ちゃんとシンと話せてる?』
ミクはもちろん私がシンを好きなこと知っている、避けられていることも知ってる。
「ううん。話そうと思っても上手く話せない。あんなあからさまに避けられちゃったら、私も、もういいや、ってなっちゃう。」
前までは、シンはただ機嫌が悪いんだろうとしか思ってなくて、あまり深く考えずにいた。
『私もうまく言葉に出来ないけど、ただシンはヤキモチ焼いてるだけじゃない?ゆうか、最近レンと仲いいから。』
「そうかな。私はただ、レンにシンとの関係が上手くいかないって相談してるだけなんだけどな。」
男の子の考えている事ってよく分かんない。そうゆうもんなの?
いつからだろう。シンと上手く喋れなくなったのは。ある日突然だったね。
あの日からどうすれば話しかけてくれるだろう、どうしたら目を合わせてくれるの?って必死に考えてきた。
もちろん、今でもシンが好きな気持ちは変わらない。
約束したのに——