サクラひらひら
胸騒ぎ〜シンside〜
『なんなんだよ。あいつ』
最近ゆうかにまとわりついている。西ってヤツだ。
『ベタベタ触ってんじゃねぇよ』
ボソッっと言った
「じゃあ、奪ってくれば?」
いつの間にか後ろにミクがいた。
『お前、いつからそこにいたんだよ』
「さっき。」
ミクは近くにあった椅子を持って、俺の席に来た。
「あんたも馬鹿だよねぇ」
馬鹿呼ばわりされ、若干イラッとくる。
「好きなら好きってはっきり言えばいいじゃん、ウジウジしてシンらしくないよ」
『俺がいつゆうかを好きって言ったよ』
「見てればわかるよ。何年の付き合いだと思ってんの。」
「このままだと、本当にゆうかどっか行っちゃうよ」
ミクは席を立ち行ってしまった。
『はぁ。俺だって自分でもよく分かんねんだよ』