こちら、私の彼氏です
約束の金曜日。
仕事終わりに、会社から少し離れた駅の近くの居酒屋で、私と伊山、愛理、そして弘樹さんも来て、いっしょに飲んでいた。
カーテンで仕切られた四人用の個室で、私と伊山、愛理と弘樹さんがとなり同士に座り、テーブルを挟んで向かい合う。
「へー! じゃあ伊山さんがゆうちゃんに告ったんですねぇー!」
生の中ジョッキを片手に、愛理がテンション高くそう言う。
「う、うん。そうなんだ」
愛理の言葉に、私は頷く。
……私もビール飲んでるけど、変な緊張で今日は全然酔えない。
……ちなみに、私と伊山が話し合って決めた、私たちの交際に関する設定は、まず、私たちは会社の同期同士(これは事実だけど)。
そして、同じ店に配属され、いっしょに仕事をしていく中で、最初はお互いなんとも思ってなかったけど、数ヶ月前にとある案件を協力して契約まで結びつけた時のことがきっかけで、なんとなく恋愛対象として惹かれ合っていく(案件を協力して契約まで結びつけたことは本当)。
そして、ふたりで休日に出かけるようになり、三度目のデートの帰りに伊山が私に告白し、私たちは付き合うことになった、という、ありきたりと言えばありきたりだけど、まあそんな感じ。
仕事終わりに、会社から少し離れた駅の近くの居酒屋で、私と伊山、愛理、そして弘樹さんも来て、いっしょに飲んでいた。
カーテンで仕切られた四人用の個室で、私と伊山、愛理と弘樹さんがとなり同士に座り、テーブルを挟んで向かい合う。
「へー! じゃあ伊山さんがゆうちゃんに告ったんですねぇー!」
生の中ジョッキを片手に、愛理がテンション高くそう言う。
「う、うん。そうなんだ」
愛理の言葉に、私は頷く。
……私もビール飲んでるけど、変な緊張で今日は全然酔えない。
……ちなみに、私と伊山が話し合って決めた、私たちの交際に関する設定は、まず、私たちは会社の同期同士(これは事実だけど)。
そして、同じ店に配属され、いっしょに仕事をしていく中で、最初はお互いなんとも思ってなかったけど、数ヶ月前にとある案件を協力して契約まで結びつけた時のことがきっかけで、なんとなく恋愛対象として惹かれ合っていく(案件を協力して契約まで結びつけたことは本当)。
そして、ふたりで休日に出かけるようになり、三度目のデートの帰りに伊山が私に告白し、私たちは付き合うことになった、という、ありきたりと言えばありきたりだけど、まあそんな感じ。