こちら、私の彼氏です
「連れてきなよ、今度ここに。伊山さんを」
愛理が突然、そんなことを言った。
「え、なんで?」
「べつに余計なこと言ったりはしないよ。ただ単純に伊山さんとまた話したいってのが大きいかな」
確かに、第三者である愛理から伊山を見たら、もしかしたら私のわからないなにかがわかるかもしれないけど……。
「妊婦さんに、無茶させるわけにはいかないよ」
「話すくらい、なにも無茶じゃないし。妊婦は病人じゃないんだよ。ここに来てもらってお話するくらい平気だよ」
「うーん」
でも確かに、伊山を誘うきっかけにはなる。最近、あまりに発展がないから、もしかしたらダメなのかな……という気持ちがまったくないわけでもなくて、なにかきっかけがないと伊山を誘いづらかったりもしてたんだよね……。
「うん。じゃあ今度、連れてくるね。たぶん来てくれると思うし。とりあえず今日はもう帰るわ。愛理、無理しないでね」
「うん、連絡待ってるね」
幸せそうな愛理の顔を見ながら、アパートをあとにし、駅へ向かって歩きながら、家に帰ったら伊山にLINEしなきゃ……と考えていた。
誘ったら来てくれるとは思うけど、これで本当に、私と伊山の関係がなにか変わるのかな……やっぱ変わらないか。
まあ、とりあえずいいか。私たちの関係がどうのっていうより、純粋に、みんなで楽しくご飯をすることを楽しもう。
愛理が突然、そんなことを言った。
「え、なんで?」
「べつに余計なこと言ったりはしないよ。ただ単純に伊山さんとまた話したいってのが大きいかな」
確かに、第三者である愛理から伊山を見たら、もしかしたら私のわからないなにかがわかるかもしれないけど……。
「妊婦さんに、無茶させるわけにはいかないよ」
「話すくらい、なにも無茶じゃないし。妊婦は病人じゃないんだよ。ここに来てもらってお話するくらい平気だよ」
「うーん」
でも確かに、伊山を誘うきっかけにはなる。最近、あまりに発展がないから、もしかしたらダメなのかな……という気持ちがまったくないわけでもなくて、なにかきっかけがないと伊山を誘いづらかったりもしてたんだよね……。
「うん。じゃあ今度、連れてくるね。たぶん来てくれると思うし。とりあえず今日はもう帰るわ。愛理、無理しないでね」
「うん、連絡待ってるね」
幸せそうな愛理の顔を見ながら、アパートをあとにし、駅へ向かって歩きながら、家に帰ったら伊山にLINEしなきゃ……と考えていた。
誘ったら来てくれるとは思うけど、これで本当に、私と伊山の関係がなにか変わるのかな……やっぱ変わらないか。
まあ、とりあえずいいか。私たちの関係がどうのっていうより、純粋に、みんなで楽しくご飯をすることを楽しもう。