ハイスペックガール
「ここは天龍の倉庫だよ。」
不意に聞こえた声にはっとする。
「浩太……っ!!」
天龍?世界1の暴走族じゃん。
そんなところとつながってたのか…!!
「おぉ〜怖い怖い。別に君を拉致しようっていうわけじゃないんだ。」
だから安心しろって?
私はさらにきつく浩太を睨んだ。
「ふっ…まあ、詳しいことはマキさんに聞いてよ。あ、総長のことね。おれは情報隊長。」
じゃっ、と言いながら部屋を出て行った。
浩太と入れ替わるように一人の男が入ってきた。
マキ、とかいう総長だろう。