ハイスペックガール


ボロボロとまではいかないけど、放置されていたことがわかる建設中の建物。



まさかこの中にあんな綺麗で広い場所があるなんて、誰も思わないだろう。



「凛、乗れ。」

再び前を向くと、リムジンが音を立てていた。




「バイクじゃ、ないんだ。」


暴走族ってバイク乗ってるイメージあったんだけどな。


「バイク?あんな危ねぇもん乗らねーよ」



浩太は私を嘲笑うように言ったのだった。



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