ハイスペックガール
図星……でしょ?
浩太のさっきの勢いはどこへいったのか、何も言わなくなった。
それでも私の口は止まらない。
「浩太、自分はちゃんと伝えてる気になってるかもしれないけどさ、嫌味にしか捉えられない。
堂々としてろ?これ以上、堂々とすることなんてできない。」
私は無言で残ったご飯をワゴンに片付ける。
黙っていた浩太がゆっくりと口を開いた。
「バレたか。ちょっとからかってやろうと思ったのに。
つまんねぇやつ。」
「〜!さっ……」
言い返してやろうと思ったけど、浩太の顔を見て言葉を失った。
悲しそうな顔をしていたから。
またその顔。