ハイスペックガール
なんでそんな顔するのかわからない。
困るんだよ。
その顔で私の心は……少し乱れる。
今は心の奥にしまっているけど、世間一般的には普通の女なんだから…。
女の勘は鋭い、じゃないけどさ……浩太は本当に心配してくれてるって感じる時がある。
いやでも、この状況でそんな…ありえないか。
自惚れるな!自分!
ここに仲間はいないし、目の前にいるやつは最低なんだ!
浩太はパチンと音を立てて手を合わせた。
「なに百面相してんだ………ごちそうさま。」
「ごちそう……さま。」