この恋愛にセーブ機能はありません!!
「そんなに俺の声好き??」


『…は』



私の前の子の椅子を借りて、反対向きに座り、



私の机の上で頬杖をついて意地悪な笑顔を浮かべる、清川くん。




「ふはっ。嘘だよ。でも俺が演じたキャラクター愛されのはすげぇ嬉しい。ありがとな」




ふわっと悪戯な笑顔から素敵な微笑に変えた後



とてつもなく優しい声で、私のお礼を述べた清川くん。



『…いえ…』



「そういえば俺なんで"K様"って呼ばれてんの??別にローマ字表記で声優やってねぇよ??」




「それは、きよかわのけーじゃない??」



清川くんの後にたっていた人物。




それは…






「さ、さやちゃん…!?」






「はーいっ!!1月生まれの運動音痴!!柘榴ですっ!!」



「やべぇ、本物だ…」




柘榴の自己紹介シーンをゲーム内と全く同じ声で演じる彼女…




クラスのお姫様、水瀬 爽香ちゃんだ。
< 13 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop