E・N・M・A~えんま~
「嘘…。だって、私がロウソクを消そうとしたから…パパは…お父さんは…死ん…じゃったんだよ」
もうこの事を本当は夢にも見たくない程にいやだ。
そうーー。
ワタシが
こ・ろ・し・たーー。
閻魔はワタシを苦しそうに見つめたけれど、それは暗く翳ったままだった。
閻魔も、苦しんでいる。
ワタシが苦しいのと同じで、もしかしたらそれ以上に苦しいのかも知れなかった。
「閻魔?」
黙ったままの閻魔に耐えられなくなり、ワタシは彼の名を呼んだ。