E・N・M・A~えんま~


そして、顔を上に持ち上げられたーーその瞬間。


彼の真紅の燃えるような瞳と目が合った。


途端に身体の力が抜けたーー。



ぞくりーー。


なんて色っぽいんだろう。

男の人なのに、色っぽいだなんて初めて感じる気持ちだった。



< 35 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop